2013年10月17日

ドリームハンターを読みました!


世界設定からして、複雑なので最初は読み進める事に忍耐がいりましたが、理解するとすっと物語が突き進んでいきます。女の子の物語とも言えるか。弱さ故の強さとも。


読みきった、というのがまず第一。そして夢と現実が繋がり、現実は夢に縛られず。ある意味ではラウラは、自身の手で運命を切り開いたのか、と。弱い女の子は愛を知り、強くなるというと陳腐だけど。



南半球にある小さな町に、地図に描けない不思議な空間、「その場所(プレイス)」があった。そこに行くことができるのは夢の狩人「ドリームハンター」だけ…。ある一族の物語が始まる。




という事で、最近熟読していた「ドリームハンター」でした。
いやぁ、まず読むのに難儀しました。上下巻でかなりのボリューム。
かつ独特の世界観、設定、伏線の複雑さ。

ドリームハンターと言われる職業が脚光を浴びたこの町で
高名なドリームハンターを遅々にもつ少女ラウラの物語。
従姉妹のローズの影に隠れながら、ドリームハンターを目指す。
ドリームハンターは夢をプレイスという特殊空間で捕まえて、それを上演する事により人々に癒しを与えるという能力をもつ人達なのです。

これは好みが別れますね。
女の子の揺れる心を書いていたり、
ただ泣くだけでなく、運命に立ち向かう信念や、それでも怖さ苛立ちと戦う姿が描かれていたり。

それに比べて、男性陣ガンバレ(笑)
特に中盤からでてくるメイソン青年。まぁ、あれだけ愛されたら本望かもしれないが。

夢がテーマなので、ドリームハンターが捕まえた夢が、幕間で書かれます。
これが、僕、描写的には眠くなりそうだったのですが(え?
ラスト、夢が現実に繋がり、そして夢に縛られず、自身の大切なことに突き進むラウラ。
プレイスの正体も含めて。

許されない時代時代というものって、やっぱりあって。
それは僕らが今、恵まれている時代でもそうかもしれない。
その中で「夢」や「愛」という、
結局は繋がる事なんだろうなぁ、と思います。

後、後半から萌える(笑)
ラブラブ度急上昇。髭剃してきなさい、とメイソン青年を退室させたローズ母の采配がいい。
なにって、それキスマークですよ。
僕の文章がぶれて何言ってるか伝わらない風味なのは、このシーン好き過ぎだから。まぁ、気になる方は本書を手に取られて。でも長いよ?

長いけど、父の従姉妹の背中に隠れていたラウラが、苛立ち、体当たり、がむしゃらに前へ突き進む様は、ハラハラしました。秋の夜長のお供に、少し覚悟を持って(笑)望まれたら。


という事で、2回目、3回目の再読で変わるかもしれない一冊かなぁ、と思ったり。
posted by オカザキさん at 10:42| Comment(0) | TrackBack(0) | オカザキさん家の雑食読書感想日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月08日

神秘の島(下巻)/ジュール・ヴェルヌ 張り切ってレビューいこう!(遅)


おおぉ、レビューしてなかった。神秘の島下巻レビューいきます。
上巻はこんな感じでした。
こんな感じ。

不可能を可能にした男達の後半戦は、蛮敵からの島の死守と、島の守護者との最初で最後の面会。必然と緻密な伏線の果てにあるのは、人が人を想う事、そして後悔する事憎しみを許す事なのかもしれません。何回読んでも考えさせられる一品。だからこそラストの大団円は圧巻。そして海底二万里とグラント船長の子ども達を再読したくなるのです。うむ。思わず叫びたくなるのはノーチラス号よ、永遠に!


という事でかなり間が開いてしまいましたが、
神秘の島下巻。ノンストップという表現が適格。心して読め、という感じです。いや、別に心しなくても、最高の作品なのですが。
彼らがたどり着いたリンカーン島には、誰か第三者の影が。それこそが上巻で彼らになんらかの手を差し伸べた神秘の人じゃないか。その想いのもと、島の一大捜索が始まるのですが、手がかりはゼロ。そこにリンカーン島から離れたタボル島という島に、遭難者と思わしき人物からのメッセージボトルが。

さらには海賊の襲撃、過去との因縁、瀕死の仲間へ注がれた奇跡、神秘の人の正体。これがヴェルヌの大作に繋がる、という。
これ書いただけで、ニヤニヤが止まらず、ワクワクしてしまう自分がいる訳です。そして単にテンションが高い読書感想文は、読んでも置いてけぼり必至。えぇ分かります、分かります。でもこの衝動はどうにもこうにも抑えきれないものがあるのです。

と、ここまで言い切った(笑)
あぁ、満足。
あ、実はお話の連鎖にはまだ続きがあって。
上巻で出したあの名作の他に、これも頑張って読んで頂きたいのが

「グラント船長の子どもたち」

行方不明になった船長を探す為の大海洋冒険譚。これもゾクゾクします。
その粗筋は神秘の島下巻でモノローグとして語られているのですが、是非こちらも手にとって、三部あわせて神秘の島の物語を堪能して欲しいと思います。

でも僕は神秘の島で語られる贖罪、そして許すという事、精一杯生きるという事、仲間を信じ抜く絆、諦めない事、知識の結集が拓くミチシルベ、そこらへんは最大のテーマかもなぁ、と思ったり。

という事で、断片を僕のハイテンションのままお伝えしました。
こればかりは、下巻のどの部分を語ってもネタバレになってしまうので。そしてどの部分も密に楽しんで欲しい、それくらいに伏線と展開の怒涛さは息をつかせない。

上巻同様、挿絵の美しさも是非堪能して頂きたい。






最後に、ここの部分はネタバレかもしれない。
でも、あえて万歳とともに(笑)叫ばせて頂きたい。














ノーチラス号よ!
ネモ艦長よ永遠に!!






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2013年02月24日

神秘の島(上巻)/ジュール・ヴェルヌ


何回読んだことやら。僕にとっては不朽の名作。無人島サバイバルとしては究極であり、リアルでありながら南北戦争時代が舞台設定なだけにファンタジーすら感じる。何より絆で結ばれた5名+1匹の逞しさたるや鉄人にも相応しい。
上巻では彼らの無からの開拓と、そして釈然としなぃ謎を伏線に終わる。下巻へ急げ、という感じで。

ネタバレにも近いかもしれないが、海底2万里は必ず読んでおく事を薦めます。


ジュール・ヴェルヌの神秘の島(上巻)をやっと紹介します。

南太平洋の孤島に無一物で漂着した5人の男の大冒険物語。彼らは、数々の難題を次々に克服していきます。ベルヌの最高傑作の、わが国唯一の完訳本。154枚の精緻な木版画を完全復刻!




という事で、僕が中学の時から愛読してる一品なりけり。
ブクログレビューで書いている通り、海底2万里を読むことをお薦めします。

んでは、本編について。
どーしよう、好きすぎて、何から説明したらいいかわからなくなってきた(笑)

まずは登場人物
技師こと、博識の総目録といってもいいサイラス・スミス
戦う新聞記者、ジュディオン・スピレット
サイラスの忠実な従者 ナブ
頑強な水夫にして職人、ペンクロフ
ペンクロフを育ての親に、サイラス達を教師に
博学の知識も詳しいハーバード。
そしてサイラスの愛犬、トップ。

この誰もが(犬すらも)鉄人という名が相応しい程、
絶望せず、孤独な無人島生活を切り開いていく。

ゼロ(着ているもの、つけているもの以外)正真正銘ゼロで切り開いている姿はファンタジーですらある程、マジック。でもそれは人間が積み重ねてきた、知識と科学を人間こそが作り上げてきた歴史そのものを、この不思議な島で切り開いていく。その様がまさに圧巻なのだ。

「強さ」って事を考える。
「生きる」って事だ。

冒頭、リーダー、サイラス・スミスの行方不明になる。
絶望するナブ。
前を向くメンバーも、無事を信じながらも帰ってきた時、最良の環境をせめて用意しておこうというメンバーも、それぞれが今のベストに向かって、本当にみんな前を向いている。

南北戦争時代という事も、現代から離れた時代設定が
よりファンタジーのようですらある。
でも、そこに「魔法」は無い。
不屈の意志と、積み重ねた知識と、体現する努力と忍耐、誠実がそこにあって。
気付いたら、あっという間にその世界に引き込まれるのは必至。

挿絵もこの本の世界観を表す上で、本当に素晴らしい。
さて、この後、下巻を読む予定です。(チビズの風呂と、ご飯が終わったらw)

本当にお薦めの一冊(いや、2冊)
重ねて。
名作「海底二万里」を一読してから、本書を読むことをおすすめします。








posted by オカザキさん at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | オカザキさん家の雑食読書感想日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月27日

雑読「ハンターハンター/冨樫義博」




言わずと知れた名作。少年誌という想定としてはかなりブラックな要素もあるが、妥協なしの世界観があってこそ。幅広い伏線といい魅力的な、キャラも、能力者バトルもさすがとしか言いようがない。続き、早く冨樫先生たってのは読者全員の望みかも(笑)




言わずと知れた名作中の名作。そして未完のまま読者がハラハラして、連載から15年たってるあたりもアレですが(笑)

父と同じハンターになるため、そして父に会うため、ゴンの旅が始まった。同じようにハンターになるため試験を受ける、レオリオ・クラピカ・キルアと共に、次々と難関を突破していくが…!?

ブクログにアップしたのは32巻。
そしてこちらは1巻。まとめて全シリーズアップする機能みたいなのあればいいんだけど、それはあんまりか(笑)


なんというか、マンガとしての楽しさを凝縮されている感じがします。
手塚治虫先生や石ノ森章太郎先生のDNAを感じたというか。
最新巻まで一気読みしたのですが、息をつかせず、能力を習得しても強力な敵を倒しても、まだそれは序章だったという展開。妥協なし、予測不能という。
何より、絵だけじゃない、お話の構築の妙を感じます。
マンガってこんなに楽しいんだな、っていう。

まぁ少年誌として読むと
エグイしブラックだし、てトコはありますが
これは重ねて言っておきたい所。

ただぐいぐいと深い世界観の中で、
ゴンとキルアの関係が何より爽やかっていうか。
32巻までの中で、ずっと一緒の感じがね。(勿論離れたエピソードもあったけど)
彼らの友情というと青臭いが
本当に強固の繋がりを感じさせる。

一読を是非オススメしたい名作です。








posted by オカザキさん at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | オカザキさん家の雑食読書感想日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月20日

小説「少年少女飛行倶楽部/加納朋子」


加納さんの作品と見て手を出し、
なかなか先に進まなかった作品(笑)

でも、読み進めていくうちに加速していく感じはさすが。
なんか若いね、って言いたくなるような。
初々しさも。
そして主人子くーちゃんの苦労人ぶりも。

読んでいて爽やかな読後は、やはり加納さんならではでした。


ということで、少年少女飛行倶楽部です。


中学1年生の海月が幼馴染の樹絵里に誘われて入部したのは「飛行クラブ」。メンバーは2年生の変人部長・神、通称カミサマをはじめとするワケあり部員たち。果たして、空に舞い上がれるか!?私たちは空が飛べる。きっと飛べる。かならず飛べる。空とぶ青春小説。


ブクログに登録すると、感想文書く気になるこの不思議w

レビューにちょっと書きましたが、
主人公海月ちゃんこと、くーちゃん
(みーちゃんでなく、くーちゃんなのは本編を!)
の苦労人ぷりが出てる青春小説とうべきか。

でも、この中にはかなりいろいろな要素がつまっていて、
一言で「青春」と言い切るのも、という感じ。
飛びたい。
飛びたいとは思っている。
飛ぶことを諦めた。
飛べるなんて思ってないetc....


色々な傷があって、色々なスレ違いがあって、
でもモヤモヤした事を、そして自分の気持ちに気づきながら
妥協しない。
やりきる。
そして、無茶を承知で決断をする。

「青春」というのなら、
やはりそのエネルギーか。
でも「青春」ってのは
諦めない所からスタートしている気もしますけどね。


あ、そうそう。
冒頭、僕は読むのに時間がかかった。
多分、それはどちらかと言うと
加納朋子さんの小説「魔法飛行」をどこかイメージしていて
違う事への(当たり前)
戸惑いと、でも少しずつ世界に引き込まれていった感じか、と。

くーちゃんには社会人んぃなっても
第一線で働いて欲しいなぁ、とは大人の発想か。

再読したい一作でした。

くーちゃんと神様部長にニヤリしちゃうなぁ、きっとまたw


posted by オカザキさん at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | オカザキさん家の雑食読書感想日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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